知識の私TUEEEEEEEEE状態 本好きの下剋上を読んで
どうもこんにちはっはっは、げおうすです。
今年はうだるような暑さが猛威を振るった夏から急激に冷え込んできたのでもはや夏と冬しかなかったのではと思います。ついに日本人が日本を自慢にするときの日本には四季があるからとかいう、いや、それほとんどの場所であるからっていうもはや日本には何もないよって行った方が清々しいのではと思うくらいのアピールポイントが消えてしまったのではと思うような季節です。こんにちは
さて、10月も終わり時期的には冬が到来する季節ですので、全然秋感を感じなかった今年に秋の悪あがきというかなんというか、読書の秋なのでこんな本を紹介したいと思います。
「本好きの下剋上」
適当なあらすじ
本が好きすぎて本に囲まれて死に来世でも本を読むことが夢な大学生の主人公麗乃は突如地震によって自分の部屋の本に埋もれてしまい文字どおり「本に囲まれて死」んでしまう。ここは死後の世界だろうか。そんな彼女が目を覚ましたところは現代の日本とは全くかけ離れたような場所で彼女自身はなんと兵士を父に持つ5歳の幼女マインに生まれ変わっていた。生まれ変わって本が読めるという夢が今にも叶いそうな彼女に立ちはだかるものは、国の識字率が低いく本がほとんど存在しない、ということであった。
本作は小説家になろうで連載されていたものを書籍化している。
小説家になろうと言えばよく、異世界転生もの、ハーレム系、俺TUEEEEEEEEEEEなどの割とテンプレ的な展開をした作品が出回っているが今作もその影響を多少なりとも受けている。例えば、本作の異世界にはシャンプーが存在しないのだが彼女は家族が取ってきた木ノ実から油を絞り出しそれを利用してシャンプーを作り出し家族内で広めていく。
おい、五歳のょぅι"ょ。なんで当たり前のようにシャンプー開発してんだよ。
さらには木ノ実の搾りかすは鳥の餌となるほど人には食べづらいものなのにそれをおからの代わりにケーキを作り出して、マインは彼女の姉のトゥーリ、親友の男の子のルッツに食べさせてあげる。彼らは鳥の餌を元に作ったケーキなどとてもじゃないが食べられないと拒否をしていたが、いざ食べてみると美味しいと受け入れる。
5歳のょぅι"ょが鳥の餌でつくったケーキとか絶対遊びだと思うじゃないですか。
しかも、彼らはその知識をどこで学んだかも聞かずにすごーーーい美味しいっ!って
それが子供達ならまだしもマインらの親もそういった知識のでどころに疑う気配がない。
まだ世界には本が庶民に普及していないため、一から記録媒体を作り出そうとするマインちゃんがみんなの知らない「粘土板」「パピルス」などの言葉を会話や独り言に出しているのもまた面白い。相手からしてみればもはや妄言の類である。
そんな本作であるが、私は思ったところにツッコミを入れているだけであって決してけなしているわけではない。マインちゃんの自由奔放で自らの夢を叶えようとする溌剌とした様は彼女の言動からとても感じられ読者が元気をもらうことも少なくない。そして、成長していく彼女を取り巻く姉のトゥーリ、親友のルッチ、大人たちの活躍にも期待である。
ほのぼの異世界、本好きの下剋上ぜひご覧になってはいかがだろうか。
p.s.いつも眠い