嘘つきはほどほどにしようという話
みなさまこんにちは嘘をつくことはありますか(唐突
ぼくは妄言吐きと言われるほどなので嘘をつくことは日常茶飯事でして、毎日1日1回くらい嘘をつきます。高い確率で地獄に落ちる人間がやる所業です。
今までついた嘘の中で新しいものは
先生が授業に遅れてやってきたときに先生が「あれ?生徒は今日は少ないね、みんな寝坊でもしているの?」って聞いてきたときに
僕がとっさに「いや、先生が授業開始時間になってもこないもんだから、何人か帰りましたよ」とまさにそうなのかもしれない低くはないレベルの嘘をスラスラと言ってしまいました。
妄言を日々吐いていると脳みそが無意識にその言葉を出せるようになってしまうのです。
最初は難しいが慣れていくと習慣化していくというのは確かなようです。僕の場合は妄言なのですが
人体の神秘を見たような気がします。
さて、嘘の見破り方もしっかりあるのですがそのなかで一番しっくりきたやつを一つ紹介しようと思います。
ここに書いてある記事の嘘つきの特徴はどれも僕がいままで感じてきた心理状況としても確かにそうだと言えますし、自分が嘘つきだと思ったひとはだいたいこのような特徴があったのは確かでした。
さて、皆様もよく嘘をつかれるだろうと思いますが(失礼)ここで嘘をついて失敗した僕の話をしようと思います。
先日僕はゼミの加入のための面接を受けていました。そのゼミはとても人気のゼミで生徒が毎年定員を超えるために生徒一人一人が指導教官と面接をします。ここで嘘はつけないと僕はこのゼミに入りたいという理由を自分が本当に必要としている能力は何か砲塔に学びたいものは何かをしっかり自己分析して、話していました。
そんな面接の途中
指導教官「君が今興味のある分野はなんですか」
きた、ここが狙い目だ。ここで僕は自分を偽る必要はない、見せるのはいつだって真実の自分。今の自分なのではない。真実の自分とは過去、今、未来全てで自らが紡いできた軌跡。今の自分というものは誰にでも嘘つきであるし、その嘘にも自分で気づくことのできない厄介な存在なのである。だから僕は軌跡を語る。いつだって普遍の僕であったことを語る。
僕「はい、僕はLearnig Analyticsの分野に興味があります」
ちなみにlearning analyticsとはビッグデータである各々の人の学習記録を分析して、どのような要素が学習そのものに影響を与えているのかを研究する分野である。多分
決まった。僕は一番言いたいことをこの場で言えた。ここにいるのは指導教官と僕の二人だけだがwinnerは僕だ。完全な勝利というものは相手にも納得の敗北を味あわせること。この瞬間全ての結末が決まったのだと確信していたつもりだった。
すると
指導教官「どうしてそれを知ったの?」
しまった、これはまだ日本ではどマイナーな研究なのだ、何でこれを知ったかとか走ったすぐ後で走ったことを忘れてしまうダチョウのような記憶力しかない僕は全然覚えていない。
なんとなく、覚えていたんですへへへとか言うべきか。
なんだよ。なんとなく覚えていたって、僕はいつの間にアカシックレコードに手を出してしまったのか?なんてそんな厨二臭いことは今はいい。もっともらしいことを言わねばいけない。
僕の脳みその奥に秘められていた妄言の部屋が開かれる。
僕「いろんな本を立ち読みするのが趣味なんですが、それでちらっと知りました。」
最強か僕。
いろんな本を立ち読みするのが趣味なんですがとか本当のこともいいなおかつ知的なアピールに加え当たり障りのないことを言ってのける。
アピールの三重構造である。妄言とは嘘だけではないのだ。無意識にある自分を引き出すことそれこそ妄言が一番輝く瞬間だったのである。
こうして、僕は最後の最後で勝利し、ガッツポーズを心の中で決めて家へ帰っていった。
今の日本にそんなマイナーな分野の本なんてまだでてないんだけどね(後ほど知った)
あと勝利を確信したのは嘘。負けを確信しました。