妄言を吐き出すところ

心が素直に歪んだ 綺麗な汚物大学生です

君が僕らを悪魔と呼んだころが面白い

どうもこんにちは
就活の時期ですね、みなさんこんにちはいきです。

みなさんお元気ですか。僕はやる気が起きない就活に足を躓かせとてもピンチです。
死にそうです。でもなんとか生きてます。誰か俺を雇ってくれー。

僕は漫画が好きでよく読んでいるのですが、最近のお気に入りとして
「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」「リィンカーネーションの花弁」「王様達のヴァイキング」が好きだと以前ツイートでも呟きました。

 

この中でも「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」は特に気になっている漫画です。
しかし、ここで話を終えてしまうと
「ただ、面白い漫画を紹介する」というツイートレベルの話になってしまうので
これでは、ブログはかけません。

それだったらわざわざChromeはてなブログを検索して今のようにエディタの画面を開く意味はないわけです。

そのため、今回「キミが僕らを悪魔と呼んだ頃」についてを読んでいない人(というより、読んでいない人の方が多いだろうけど)にもわかるように紹介しようと思います。

 

俺が悪魔…?お前このやろう…

「これからオマエは未来永劫過去に復讐され続けるんだ」

 

主人公の斉藤悠介は普通の高校生。友達と普通に遊んでカレーが好きなごくごく普通の。ただ、半年前に記憶を失ったことと人を殺す夢をよく見ること以外に関しては−。

しかし、彼が記憶を失っても、記憶は彼を追いかけてくる。手に大きな穴を開け、背中を焼き、当たり前のように強姦をする。中学生のころの彼は「悪魔」だったのだ。記憶を失い、普通の高校生になった彼に復讐せんと多くの人間がやってくる。ーーさて、俺は誰を殺したんだ?

というようなあらすじです。

最初読んでいた時は

 

ぶっちゃけほとんど期待していなかったです。

いや、本当に

 

だって、話の展開が結構ありきたりだし
ありがちな、意外性だけが飛び出た設定で勝負している感じがあるし。
実際、彼がしたことに関して、彼を「悪魔」と称することに反対はしませんが
彼の悪性がどうも陳腐に見えてしまうのです。

「俺は生粋のワルだぜ。万引き、喧嘩に、傘泥棒は余裕だぜ。悪そうなやつは大体トモダチ。」
って言われても、「ああ、そうですか(近寄らんとこ)」くらいにしかならないわけです。傘泥棒は殺す。

そこに日常がないわけなのです。
僕らは人を見る時、どうしても日常生活においての彼というものをみざるを得ません。
彼が普段どのような生活をしているか。何が好きで何が嫌いか。ここに明らかな歪みが見つけ
「こいつは今何を考えているのか、もしかして…」
と考えが至ることで初めて恐怖ができるのです。

しかし、それが欠けるとどこか遠い世界のもののように感じるでしょう。
臨場感の欠如とも言えるでしょう。

 

まさにそれが物語に見えたのです。
主人公の斉藤悠介が過去に悪魔の所業の如く、悪事を働いていた。と言われても、彼の普段の言動に彼の悪性を垣間見ることはほとんどなかったですし、彼自身が過去の事実を知ってもほぼそのような姿にはならなかった。(それっぽいことをしている場面もあるがあくまでそれっぽいこと)

それが僕にとっては非常に残念だと思いました。なんか、最近のデスゲーム系の感じかな?とぶっちゃけ思っていました。ジャンルは違えど、『平和な生活がある事件を界にどかーんと一変して、ものすごいことがおこるー』みたいな浅さを感じるのです。

そのためこの漫画に関してはそれほど期待などしていませんでした。読み続けていたのも途中まで惰性がなしたことです。どうせ、すぐに終わるんだろうなと思っていました。しかし…

いままでの物語は0章でしかなかった、と言えるほどの新章の充実さ

『彼が全ての真実を知って数年後』
新章はそこから話が始まります。

もうすでにしているのですが、ネタバレをしない程度に新章の感想を言うと

今までの物語は自己紹介でしかなかった。

悲しいことに、それくらいしか言えないわけですよ。語彙力ゥ…ですかね。
ただ言えるとしたら、人の想像力を掻き立てる怖さがあり、続きはまだか続きはまだかと
『飯はまだかおじいちゃん状態』になってしまうこと間違いなしです。

それほどに人間的なホラーさは増してますし、次が読みたいと強く思うような展開の仕方をしていて、とても素敵でした。作者さんは悪魔ですか。できれば、サキュバスらへんの悪魔でいらしたら最高です。

もし、今お金に余裕を持っていて、何か最近の漫画を読みたいなと思ったら
断然僕は「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」をおすすめいたします。

 

僕のブログにありがちな尻すぼみ感は否めないです。しゃーないです
それじゃ