ジャズに人が集まらないこととアニメが世間に敬遠される理由の共通点のようなもの
こちらにある記事を一通り読ませていただきました
ほぼ僕もこの人と似た感想を持っているのですがその中でも強くそう思えることを書いていきたいと思います。
まず、とっつきにくい雰囲気があり、ファンが理解者を得るためにひっしであるということ。
これはアニメオタクの人もよくそういう雰囲気を醸し出すので、よくわかると思います。
正直ジャズにハマるきっかけなんてどうだっていいんです。どれどれのCMで流れていた曲がカッコ良くて調べて見たらジャズの曲だった。アニメの曲のジャズアレンジがオシャレでカッコよかったなどなど。本当にきっかけはこんなものでいいんです。そっからハマっていくのもいかないのも自由なんです。
しかし、ジャズのファンの人は違います。一度そのような興味を持った話をファンの人に話しかけるとします。すると彼らはどうでしょう
「それではこのアルバムを聴いて見たらどうだい、このアーティストのこういうフレーズが…」
「そんなアニメのジャズアレンジの曲なんてほんもののジャズなんかじゃないだってこの弾き方なんて…」
アニメオタクと自覚している方この光景どこかで見たことありませんか?そう僕たちの周りがまさにそれなのです。
「いや、このアニメはあんまり良くなかった、僕がお勧めするのは」とこんな感じの内容で語ったりしませんでしたか?もしくはそれを聴きませんでしたか?
これは僕も良くやりがちなやつなんで痛いほどわかるのですよね()
自分の世界をいち早く理解、共感してもらうために自分の好みのジャンルをまだあまりそういう事情について知らない人に熱く語ろうとするその姿勢、それこそが彼らにとってとっつきにくい理由なんです。そうとも知らず僕らは語り、挙句に自分の好きを強調するために相手の好きを批判…最悪ですね。
そんな風に語っても自分が好きなものなんて見てくれる人ほとんどいないです。もし見ても心に残る作品にはなり得ないでしょう、あなたが熱く語れば語るだけ。
熱く語られてようやく見た人はその作品を義務感を持った状態で見ることになるのです。それは勉強とほぼ変わりません。アニメやジャズは製作者、専門家以外にとってはなんでしょう?そう、娯楽なのです。事実ぼくたちは、音楽を聴く時、アニメを見る時なにかを学ぶといった態度でその作品を見るのでしょうか。僕らが誰かにお勧めする時に言いがちな人間ドラマや鮮やかな伏線回収を初めから期待して見るでしょうか。きっと違うと思います、最初は割とふわふわした理由で見ていると思います(キャラが可愛いとか、宣伝が気に入ったとか、ほのぼのした空気感が好きだとか)シナリオのドラマ性だとか鮮やかなトリックなどは見ているまさに今その時、見終えた後に記憶をたどり構築していくものに過ぎないのです。
音楽だって同じ、このビート感がとか、曲の構成がとかはいろんな曲を聴き終えた人だから言えること。それを勧められて聴いた人はほぼ感じられないです、なので自分にはとっつきにくいジャンルなんだなと遠ざけてしまいます。
そのため、自分の好きなものを勧めるためにはその界隈には好かれていないものだとしも思いっきり派手なものや、その人が好きなジャンル、空気感に合わせてお勧めを述べるのがいいと僕は今回の記事をきっかけに思うようになりましたとさ。
あと、共感したものの一つにMCが適当すぎるってのもありますね。まあこれは、書く必要もないと思います。
このような稚拙な文章をここまで読んでくださった皆様ありがとうございます
愛を込めて
ほなまた